禁煙外来

 タバコ煙には5300種類以上の科学物質(ニコチン、ニトロソアミン類、活性酸素、ダイオキシン類、CO、ホルムアルデヒド等の有害物質が約200種類)が含まれ、70種類以上は発がん物質としてWHO(世界保健機構)等によって同定されています。

図1.たばこ成分と依存症
図1.たばこ成分と依存症

 喫煙による健康障害は明らかになっており、肺や喉頭にとどまらず、さまざまな部位の発がんリスクも上昇させます。発がん性のみならず、脳卒中、心筋梗塞、慢性肺疾患、糖尿病、喘息などのアレルギー疾患との関連も指摘されています。日本人では禁煙により約8年(男性)から10年寿命(女性)が短縮するデーターがあります。

図2.喫煙者本人への影響 <レベル1>
図2.喫煙者本人への影響 <レベル1>

禁煙外来ではおもに保険適応のある経口薬(チャンピックス錠)を使った治療をおこない、*呼気CO濃度測定を用いて経過をみていきます。保険適用になる治療は12週にわたり計5回の通院で行い、禁煙を目指します。自己負担額は3割負担で総額19000円程です。

 

保険適応ついては受診時に簡単なアンケートを行い、判断いたします。ご希望の方はお問い合わせください。

(図1、2 厚生労働省「喫煙と健康」喫煙の健康影響に関する検討会報告書(2016年)より抜粋)

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/wp-content/uploads/Smoking_and_health20170531.pdf

 

※呼気CO濃度

血液中のHb (ヘモグロビン)は、酸素と結び付いて全身に酸素を運ぶ役割をしています。CO(一酸化炭素) は酸素の約200 倍も血液中のHbと結合しやすく、身体の生存に不可欠な酸素を奪う危険な物質です。

喫煙者がタバコの煙を吸うと、CO が肺を通って血液に吸収されます。呼気中のCOの量は、タバコの煙に含まれる有害物質のレベルを予想する指標となるため、禁煙外来では、ピコプラススモーカライザーという計測機器を用いて、患者様の呼気CO濃度を計測します。